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フランスで刊行されるやいなや絶賛の声! スペイン発、感動のコミック。

著者パコ・ロカ
訳者小野 耕世
訳者高木 菜々
仕様B5判変・上製・本文4C・176頁
定価本体2,800円+税
発売予定日2011年07月29日
ISBN9784796870917

息子夫婦に連れられ、老人ホームに入ることになった元銀行員のエミリオ。そこでは、たくさんの老人たちがそれぞれの「老い」を生きていた。やがて彼らは「アルツハイマー」という残酷な現実と向き合うことになり……。大切な人の顔も、思い出さえも、なにもかもが失われていくなかで、人生最後の日々に人は何を思うのか――。
 
まさに一本一本刻まれた「しわ」のように、さりげない描写を静かに積み重ね、2007年にフランスで刊行されるや話題となった表題作『皺』の他、スペイン内戦を背景に灯台守の老人と青年兵士の交流を描いた短編『灯台』を収録。
 
同作は2011年にアニメーション映画化され、スペインのアカデミー賞と呼ばれる第26回ゴヤ賞で最優秀アニメーション賞、最優秀脚本賞を受賞した。
 
●目次●
・皺
・灯台
・著者インタビュー
・パコ・ロカとスペインの新しいコミックス(小野耕世)

●パコ・ロカ[著]……1969年、スペイン・バレンシア生まれ。バレンシアの美術商業学校を卒業後、イラストレーターとして活躍し、ポルノ・コミック専門の雑誌『Kiss』でマンガ家デビュー。エンターテイメント作品を中心に多くのコミックを発表した後、2007年にフランス、2009年にスペインで出版された本作『皺』が話題となり、一躍人気作家の仲間入りを果たす。その後も『家』(小社刊)をはじめ、話題作を次々と発表し続けている。
●小野耕世[訳]……1939年、東京生まれ。東京工芸大学芸術学部客員教授。日本マンガ学会会長。日本における海外コミックの翻訳および研究、紹介の第一人者で長年の海外コミックの紹介と評論活動が認められ、2006年に第10回手塚治虫文化賞特別賞、2014年に第18回文化庁メディア芸術祭功労賞を受賞。
●高木菜々[訳]……1971年、横浜生まれ。清泉女子大学スペイン語スペイン文学科卒。スペイン語とスペイン語圏文化の普及に努めるスペイン国営文化機関インスティトゥト・セルバンテス東京にて勤務。