ShoProアメコミ刊行100冊を達成したことを記念して募集した「私が好きなShoProアメコミ」。おかげさまで多数のご応募をいただきました。みなさんからお寄せいただいた感想、多くのShoProアメコミの制作に携わっていただいた石川裕人氏のコメントとともに振り返ります。
また同時に募集した復刊を希望する名作アメコミにも多数のご希望をお寄せいただき、内数点を復刊・再版いたしました。そして今回、新たに名作の復刊が決定! 読み逃していた方も、名作に触れるチャンスです。ぜひこの機会に入手ください!
【著者】フランク・ミラー(作)/クラウス・ジャンセン(画)/リン・ヴァーリイ(彩色)
【訳者】石川裕人/秋友克也
【仕様】B5判変型、並製、カバーなし、スリーブケース入り、オールカラー
【頁数】512ページ
【定価】3,990円(税込)
【発売】2009年9月1日
ABSOLUTE DARK KNIGHT published by DC Comics. Cover,introductions and compilation copyight © 2006 DC Comics. All Rights Reserved.
【著者】フランク・ミラー(作)/クラウス・ジャンセン(画)/リン・ヴァーリイ(彩色)
【訳者】柳下毅一郎/舘野恒夫
【仕様】B5判変型、並製、カバーあり、オールカラー
【頁数】240ページ
【定価】2,400円(税込)
【発売】1998年5月28日
TM & © 1998 DC Comics. All rights reserved.
ShoProアメコミ刊行100冊目にあたる本書が、第1位となりました。
単なる勧善懲悪ものにとどまらないそのハイレベルな内容により、大人が読んでも遜色ない作品として本国アメリカで大ヒットを記録。その影響はアメコミ分野だけにとどまらず、映画「バットマン」(ティム・バートン監督)は本作にインスピレーションを得て製作されたといわれています。
現代アメコミの原点のひとつに位置づけられている名作です。
一度、『バットマン:ダークナイト・リターンズ』として弊社より発売された作品を全編新訳にリニューアル、続編の「ダークナイト・ストライクス・アゲイン」を収録し、完全版として復刊しました。
今回、初めてアメコミを買いました。映画のバットマンシリーズを見て、興味をもっていたのですが、驚きましたよ。こんなに奥深くて面白いものだなんて!廃人同然だったジョーカーがバットマンの活動再開を知って正気(というか狂気?)を取り戻すシーンなんて鳥肌ものですね。どうなるのか気になって気がつくと全編一気によんでしまってました。なんなんだろう。話の面白さは勿論ですが、日本の漫画とは一味違う独特な勢いのある絵に引き込まれたんだと思います。さっそくウォッチメンなど今手に入るものを集め始めてます。もっと早くアメコミって面白そうだ!!って気づいていれば絶版になる前にいろいろ買えてたのになあと後悔しましたね…。100冊目からの初心者ですので、まだまだ右も左もわかりませんが、アメコミをどんどん読んでより深みにはまっていきたいと思います。
私がアメコミにハマった時、このタイトルは絶版になっていて手にいれるのが難しい状況でした。京都にあるマンガミュージアムまで足を運び、最後まで読もうと試みたのですが、やはり途中で諦めてしまいました。しかし今回の新装版の発売によってついに最後まで見ることが出来ました。
初めてバットマンを知ったのは、小学校のころ、映画で見たときです。いろんなメカや斬新な武器を駆使して悪と戦う姿にただただ心惹かれました。しかし、そんなスーパーヒーローのイメージしかなかった私は、このいろんな意味でダイレクトすぎる原版の漫画を読むことによって、彼(バットマン)の人間らしい部分をはじめて気付かされました。人間がなぜ悪に走るのか、そしてその悪を止めるのが果たして本当に正義なのか。正義の裏には悪がいて、悪の裏には正義がいるのか。それらの疑問に対する答はおそらくこの漫画に凝縮していると思います。この漫画を読むことによって本当の正義の意味がわかった気がします。バットマンとは私の人生観の教科書となりました。
【仕様】B5判変型、並製、カバーなし、オールカラー
【頁数】1~3・5・8~9・11~14・16巻112ページ、4巻120ページ、6~7・10・15巻116ページ、17巻104ページ
【定価】各980円(税込)
【発売】1994年11月~1996年5月
TM & © 1994 Marvel Entertainment Group,Inc. All rights reserved.
ShoProがアメコミ出版を開始した、記念すべき第1号がこの『X-メン』シリーズです。毎月刊行し、同時期放映のアニメシリーズとともに親しんでいただいた方も多いのでは?
特に、第1号の「磁界の帝王マグニートー」が多くの票を集め、アメコミにはまるきっかけとなった懐かしのシリーズとして本シリーズを挙げていただきました。
すべてはこの1冊から始まった…。
日本でX-メンのコミック、TVゲーム等が展開される直前に北米に初渡米したこともあり、アメリカンキャラクターPOPカルチャーとしてアメコミに興味を持ったところでしたので「X-メン」の翻訳版発売はまさに待ってました、なタイミングでした。またアニメ視聴やShoPro発売のガイドブックで事前に世界観やキャラクターを知っていた事で翻訳版にもすんなりは入れた事が大きかったです。感動した理由としてはやはりジム・リーの作画が素晴らしかった事が一番で、次にアニメでは子供向けにデフォルメされていたキャラクターが原作だとよりアダルトで皮肉のきいたキャラ表現が多かったので読み応えがあったことです。
やはり最初のインパクトが絶大でした。初めて読む本物のアメコミ。X-メンの世界、キャラクターの奥深さ。ジム・リーの圧倒的なアート。それまでのアメコミに対する自分の中の偏見を吹き飛ばし、日本のマンガだけで物足りないと感じていた自分にとって本当に大きな衝撃でした。以来、アメコミに限らずフレンチコミック等も現地から購入したり、当時のTOYBIZの質の低いアメトイにも散々ハマりました。そして今思い返してもX-メンは自分の中で最も好きなコミックの一つです。まさに自分のオリジンと言えるのはShoProのアメコミです。
好きなアメコミはたくさんあるのだけれど、やはりアメコミの世界にどっぷり浸るきっかけを作ってくれたのはShoProの「X-メン」だった。今まで古くさいイメージしか無かったアメコミのイメージを変えてくれた一冊だ。現代のアメコミヒーローの進化というか、新しい風を感じた。また祖父江慎さんの装丁が、リキテンシュタイン風でとても斬新でかっこよかった。以来、バットマンやマーヴルクロスで未知のヒーローたちと出会うことができて、とても楽しいひとときを過ごしました。最近気になるのは、やはり「X-メン」チームのこと。原著は読んでいないので、その後どうなっているのか気になっています。
【著者】アラン・ムーア(作)/デイブ・ギボンズ(画)
【訳者】石川裕人/秋友克也/沖恭一郎/海法紀光
【仕様】B5判変型、並製、カバーなし、スリーブケース入り、オールカラー
【頁数】464ページ
【定価】3,570円(税込)
【発売】2009年2月28日発売
WATCHMEN and all related characters and elements are trademarks of DC Comics © 2008. All rights reserved.
ご存知、アラン・ムーア ブームの火付け役となった名作。本書は、1998年11月にメディアワークスより発行された『WATCHMEN』の復刊にあたりますが、全ページ再カラーリングを施し、48ページにわたる資料が新たに収録された完全版といえる内容になっています。
SF文学の最高峰・ヒューゴー賞をコミックで唯一受賞したほか、タイム誌が選ぶ「長編小説ベスト100」にも選ばれた歴史的名作。アメリカン・コミックスがたどり着いた頂点ともいえる、ハイレベルで読み応えのある内容で、新たなアメコミ・ファンを多数獲得しました。
かなり衝撃を受けました。スーパーヒーローといえば、どのヒーローも超能力を持ち素晴らしく賞賛される超人のことのみを想像していましたが本作品のヒーローは一人を除いて全員普通の人間であり、条例により活動は禁止されて、「Who Watches the WATCHMEN?」と皮肉られる始末…。全体的にダークな感じが大好きです!アメコミでありながら小説を読んでるような感覚に衝撃を受けました!
長編作品のアメコミを読むのはこれが初めてでしたが、傑作といわれる所以が納得できる内容でした。全編に漂う強烈な終末感の中で、諦念に押し潰されそうになりながらも、各々の「正義」を貫こうともがくヒーローたちの姿が魅力的に映りました。特に印象に残ったのは、Dr.マンハッタンの独特の時間感覚です。恋人との出会いや別れも、不慮の事故によって自身が「神」へと変貌してしまうことも、全ては必然なのだといわんばかりのそれは、あまりに「冷めた」眼差しだと感じました。「冷たい」戦争の最中に誕生した、恐らくは最高峰の知性を持つであろう人間が行き着いた観念がそのようなものであったことは、非常に興味深いです。
アメコミはバタくさいという先入観にとらわれて、読まずにいたのが、本当に恥ずかしい。なんなんだ!この物語の密度は。一度読んで驚き、再読しては、気付かずに読みしてていた情報に触れ、新たな解釈が生まれるといった、常に新鮮な読後感があるのが、「ウォッチメン」でした。
オールカラーであのページ数でも、やはり購入に二の足を踏んでしまう値段。だが、読み終わったときには2倍の価格であっても買う価値があると興奮しながら周りに向かって唾を飛ばしながら力説するような、そんな超絶作品。「アメコミなんてタイツのキャラクターが暴れる子供向けの話でしょ?」という考えを覆された。
【仕様】B5判変型、並製、カバーなし、オールカラー
【頁数】1~8・10~12・15~16巻130ページ、9巻134ページ、13~14巻126ページ、17巻114ページ
【定価】1~12巻980円(税込)、13~17巻1,000円(税込)
【発売】1996年4月~1997年8月
TM & © 1996 Marvel Characters,Inc. All rights reserved.
「X-メン」や「スパイダーマン」といったシリーズの垣根を取り払い、横断的に人気タイトルを掲載していました。雑誌形式で毎月刊行し、一部連載も行われ、巻末には読者投稿や取材記事も掲載。創刊号の掲載タイトルは「インフィニティ・カントレット#1.92/6」「X-メン#30.94/3」「シルバーサーファー#1.88/12」でした。
マーヴルクロスが小学生の頃に初めて買ったアメコミでした。当時はテレビのX-メンやバットマンアニメイテッドにすごくハマってたのですが、あまりアメコミが買えなかったのでこのマーヴルクロスはパーフェクトガイドのはしり的な内容がすごく助かってました。それからはアメコミと日本の漫画の描かれ方や売り方の違いなども含めてどんどんのめり込んでいきました。描く人によって同じキャラクターでもまた違った魅力があり衝撃的でした。
「好きな本を一つ」というのは難しく、非常に悩んだのですが、『マーヴルクロス15』を選ばせていただきました。2008年9月に映画「アイアンマン」が公開され、注目されましたが、原作を邦訳しているものは殆ど無く、数少ない邦訳がこの『マーヴルクロス15』以下に連載された「Tales of Suspense」だと思われます。この物語が非常に好きだというのもあるのですが、ShoProのアメコミ邦訳出版に共通し、欠かすことの出来ない、解説・注釈の詳細さ、原文翻訳の的確さ、そして『マーヴルクロス』というシリーズに共通する邦訳タイトル選択の絶妙さがこの本にも生きていると思っています。「Tales of Suspense」という物語の翻訳をただ掲載するだけでなく、登場人物のトニー・スタークの紹介記事、そして、アイアンマン初登場イシュー(「Tales of Suspense #39」)の掲載も非常に素晴らしいです。とりわけ初登場イシューの邦訳は貴重で、これを読むと映画「アイアンマン」がいかに原作に忠実に作られているか良く分かるのが嬉しいです。
初めて買ったアメコミ邦訳でした。それまでゲームや映画、ネット上の設定集の様な、2次的な雰囲気のあるものでしか触れられなかったヒーローやヴィラン達に、初めて生で触れたような気がしました。
今から10年以上前、マーヴルクロスを購入しだした頃私は当時中学1年でした。そもそもはアニメのX-メンをきっかけにアメコミにはまりました。読めないにもかかわらず原書にも手を出して少ないお小遣いを全てアメコミにつぎ込むほど好きでした。マーヴルクロスを購入してた時期が自分の中で絶頂で、編集部にハガキの投稿までしていました。その投稿を『マーヴルクロス3』に載せていただいた時の嬉しさは今でも忘れられません。なので『マーヴルクロス3』が一番思い出深い一冊です。
【仕様】B5判変型、並製、カバーつき、オールカラー
【頁数】1・3巻384ページ、2巻368ページ
【定価】各3,200円
【発売】1997年4月20日、10月1日、11月28日
TM & © 1997 Marvel Characters,Inc. All rights reserved.
1995年にアメリカで発表された、「X-メン」の大型クロスオーバー作品。原書は全39冊分に渡っており、本書は約1年かけて全3冊で邦訳しました。その分厚さに、驚いた方も多いのでは? また、日本において、クロスオーバー作品を全タイトル漏らさず完訳出版した点は画期的だったのではないでしょうか。本来の「X-メン」シリーズではミュータントが差別される立場にありますが、本書では、ミュータントが支配人種であり人類を滅亡の淵に追い込んでいる、という真逆の設定になっていることも話題を呼びました。
『X-メン』シリーズだけでなく、マーブル世界全てを巻き込んだ、アメコミお家芸<クロスオーバー>をブ厚い3冊でまとめた本作こそ、日本の漫画が停滞した90年代にあり、単純な漫画の面白さを追求した傑作だと思います。ハード路線だとどうもキャラがおざなりになりますが、本作はウルヴァリンの孤独に、ローグの健気さ、サイクの融通の利かなさ、そしてなによりマグニートーの正義漢ぶりが本編より発揮され、ペンシラー、ライター、編集者、否、会社全部(それは邦訳版を刊行したShoPro含む)全てがミュータントを愛していると思えたほどでした。このIFものはSFではベタネタですが、昨今の仮面ライダーやエロゲーすらも先取りする点では娯楽の殿堂アメリカ・ショービジネス界の最後の踏ん張りすら感じます。それはともかく大規模だったからで、それを許容する『X-メン』というタイトルもまた素晴らしい!
分厚さに衝撃をうけました。
悩むヒーロー、ヒーロー同士の「正義の解釈の違い」、ダイナミックな絵柄が読み手を魅了するんじゃないのかな?
邦訳アメコミしか読んでいないので、登場人物の半分も理解していませんが、シリーズを通しての分量・迫力は、他のアメコミでは味わえない読後感をもたらしてくれました(それでも未訳部分があるということが、アメコミの恐ろしさでもありますが)。シリーズ開幕前の伏線が本編で明かされ、本編で新たな伏線が張られる大河っぷりはアメコミの面目躍如です。
ShoProアメコミ刊行100冊記念アンケート結果
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