ラストステージ ジャズシンガー・石野見幸 がんを超えて響く命の歌声


「一人の女性の書き残したフレーズを読んで欲しい。ラストステージを見て欲しい。彼女のジャズを聞いて欲しい。心が洗われる。生きる勇気がわいてくる。つまずいている君にも、へこんでいる君にも、絶好調だけどなにか満たされないあなたにも、この本は生きるヒントを与えてくれるだろう。きっと。」
医師・作家 鎌田 實
がんにおかされ余命1カ月と宣告された女性ジャズシンガー・石野見幸。彼女は、宣告を受けてめげるどころかいっそう精力的に活動を開始した――。
大切な人たちに何かを残したいという気持ちから、まずはCDを制作・発売。数々のライブを開き、ついには名門・大阪ブルーノート(現ビルボード)にてジャズライブ開催に漕ぎつけた。そのとき、彼女のがんは末期を迎えており、舞台裏では激痛に耐え点滴を打ちながら開催した、まさに魂を込めたライブであった。アンコール、ステージからの石野さんのラスト・メッセージは「皆さんも頑張って生きてください。死んだらあかんで」。その3カ月後、彼女は静かに息を引き取った……。
「死に方は選べないが、生き方は選べる」
「みんなひとりじゃないってこと、皆さんが教えてくださったんだぁ」
「みんな、愛してます。そして、愛してくれてありがとう」
多くのメディアに取り上げられ、数々のメッセージを残して去った石野さん。愛と夢、生と死、家族との絆、がん医療の現実――。最後の生を、彼女自身の言葉とともに辿る。
最後のライブとなった大阪ブルーノート公演のラスト3曲を収録したDVD付き(書籍単体の商品もあり)。