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アングレーム国際漫画祭2013 受賞作品発表!!


アングレーム国際漫画祭2013の受賞作が発表になりました!

ベデくんがいち早く情報をまとめてくれましたので、詳しくはこちら(↓)をご覧ください。


■アングレーム国際漫画祭 受賞作品リスト/1000 planches
http://1000planches.org/2013/02/angouleme-2013-palmares/


最優秀作品賞(Prix du meilleur album 2013)はアベル・ランザック作、クリストフ・ブラン画の
Quai d'Orsay(ケ・ドルセー/オルセー河岸)』第2巻に決まりました!


27_Quai d'Orsay T2.jpg Quai d'Orsay T2

著者:Christophe Blain / Abel Lanzac
出版社:Dargaud

≫公式サイト
※書影左下の「Lire les premières planches」より試し読みできます。


『Quai d'Orsay』は、フランスで2002年から2004年にかけて外務大臣を務めた
フランスの政治家ドミニク・ド・ビルパンをモデルに、
「ケ・ドルセー」(※フランス外務省の所在地で、外務省の代名詞としてよく使われている)、
つまり、フランス外務省の内情をコミカルに描いた作品。

2010年には、第1巻がアングレーム国際漫画祭にノミネートされ、
その際はフランスのラジオ局RTL主催の
「Grand prix RTL de la bande dessinée(RTL、BDグランプリ)」を受賞しましたが、
今回、第2巻で、満を持しての最優秀作品賞受賞となりました。



そして漫画界の発展のために貢献した作家におくられるグランプリ(Grand prix de la ville d'Angoulême)は、
オランダ出身の漫画家ウィレム(Willem)に決まりました。
ウィレムは70年代以降、「ハラキリ」や「リベラシオン」など複数の雑誌や新聞で
政治・社会風刺漫画を発表し続けてきた漫画家です。


また、今回はフェスティバルの40周年を記念して、
グランプリ候補者の中から『ドラゴンボール』などで知られる日本の漫画家、鳥山明氏が、
フェスティバルに出席した作家による投票で、最多得票数を獲得し、
40周年記念特別賞(Prix Spécial 40e anniversaire du Festival)を受賞しました!

特別賞というかたちではあるものの、日本人の選出はこれが初!
日本の漫画ファンにとってもこの受賞は嬉しいニュースですね!


最優秀作品賞を受賞した『Quai d'Orsay(ケ・ドルセー/オルセー河岸)』については、
後日、詳しいレビューを掲載予定です。
お楽しみに!



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