2011年12月、記念すべき『闇の国々』日本語版第1巻が刊行されて以降、
『闇の国々Ⅱ』『闇の国々Ⅲ』と、順調に巻を重ねてきた〈闇の国々〉シリーズ。
なんと4刷達成!! 闇の国々 ブノワ・ペータース[作]/フランソワ・スクイテン[画] 古永真一・原正人[訳] 定価:4,200円(税込) ISBN 978-4-7968-7101-3 © 2008, 2009, 2010 Casterman, Bruxelles All rights reserved. | |
好評発売中!! 闇の国々Ⅱ ブノワ・ペータース[作]/フランソワ・スクイテン[画] 古永真一・原正人[訳] 定価:3,990円(税込) ISBN 978-4-7968-7132-7 © 2007, 2008, 2009 Casterman, Bruxelles All rights reserved. | |
好評発売中!! 闇の国々Ⅲ ブノワ・ペータース[作]/フランソワ・スクイテン[画] 関澄かおる・古永真一・原正人[訳] 定価:3,990円(税込) ISBN 978-4-7968-7146-4 © 2002, 2004, 2009, 2010 Casterman, Bruxelles All rights reserved. |
著者ブノワ・ペータース氏とフランソワ・スクイテン氏が、
30年の歳月をかけ築き上げてきた壮大な作品世界を
2年足らずで一気に刊行するという無謀なプロジェクトでしたが、
ついにこの10月、クライマックスを迎えます!
日本語版最終巻
『闇の国々Ⅳ』
10月19日(土)発売!
『闇の国々』シリーズ自体はまだまだ継続中なので、
日本語版はひとまず「一区切り」となりますが、
本国で発表されているシリーズ本編はこれですべて網羅したことになります。
そこで今回は、その『闇の国々Ⅳ』の収録作品を一挙ご紹介します!!
『アルミリアへの道』 La Route d'Armilia, 1988 シリーズ第4作目。 X年5月25日、飛行船ツェッペリン号が極地の都市アルミリアに向けてミロスを出発した。 乗組員たちに混じって飛行船に乗り込んだ少年フェルディナンは、〈闇の国々〉全体に影響を及ぼしかねないアルミリアの異変から街を救うという密命を帯びていた。出発して間もなく、フェルディナンは、強制労働させられている工場から逃げ出し、飛行船に潜り込んだ幼い少女エラと出会う。エラとともに世界各地の名所をめぐり、最終寄港地のミロスに向かうフェルディナンの旅路は順調に見えたが・・・・? |
『永遠の現在の記憶』 Souvenirs de l'Eternel Présent, 2009(初出は1993) スクイテンがコンセプトデザインを手掛けた1994年公開の映画『タクサンドリア』(日本未公開)の当初のシナリオをもとに制作された作品。 Arboris社から横版で刊行され、その後〈闇の国々〉シリーズの1作として縦版に再編されカステルマンから再販された。 無人の宮殿とコリント式の円柱に囲まれた廃墟の町タクサンドリア。 謎の大異変の後、"永遠の現在"法により、過去や未来に関するあらゆる言及が禁止されたその町の"最後の子供"エメは、ある日、町の秘密が隠された本を見つける。 その内容に衝撃を受けたエメは危険な冒険へと乗り出すが・・・・。 |
『砂粒の理論』 La Théorie du Grain de sable, 2007, 2008 2013年8月現在の〈闇の国々〉シリーズ最新作。 787年、ゴーラム・モルティザ・カーンと名乗る男が宝石商を営むエルザ・オートリックの元を訪れた。 男の身に着けていた装身具に興味を抱いたエルザは数日間だけその装身具を預かることになったが、時を同じくして、ブリュゼルの町に異変が起こり始める。 ある家ではまったく同じ重さの石が突然次々と現れ、またある家では、砂粒が一定の割合で蓄積していく。 事態の調査のため、当局は一人の女性を現地に派遣した。彼女の名はメリー・フォン・ラッテン。かつて「傾いた少女」としてその名を知られた人物だった・・・・。 |
以上、シリーズ最新作を含む3篇の他、
日本語版特典としてスクイテンがフランスの雑誌社の依頼で制作した
幻の連作イラスト『Mt. Fuji』を収録予定!
(祝・世界遺産登録!)
『闇の国々Ⅳ』は、2013年10月25日(金)発売予定です。
どうぞお楽しみに!!