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エマニュエル・ギベールのもうひとつの代表作『フォトグラフ』がついに発売!


アランの戦争』で日本にも衝撃を与えた
エマニュエル・ギベールのもう一つの代表作『フォトグラフ』の日本語版が
来週2月26日(水)、ついに発売となります!

発売告知はしていたものの、
諸々の事情により発売が遅れておりましたが、
ようやくみなさまにお届けできることになりました!


フォトグラフ.jpg
フォトグラフ

エマニュエル・ギベール[著]
ディディエ・ルフェーヴル[原案・写真]
フレデリック・ルメルシエ[彩色]
大西愛子[訳]

大型本(300×230㎜)、272ページ、上製、本文4C
■定価:5,400+税
ISBN 978-4-7968-7179-2

2014年2月26日発売
※好評予約受付中




本作『フォトグラフ』は、『アランの戦争』と並ぶ
エマニュエル・ギベールの代表作の一つと言われており、
友人の写真家ディディエ・ルフェーブルが1980年代に国境なき医師団とともに
パキスタン・アフガニスタン国境付近を旅した経験を描いた作品です。

ルフェーブルが撮影した写真と、ギベールの表現豊かなマンガを融合させながら
80年代のアフガニスタンを見事に描きだした本作は、
コミックの枠を超え、歴史的ルポルタージュとして
フランス本国では累計30万部のベストセラーとなっています。

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ここで描かれているアフガニスタンの姿は、
ニュースなどではなかなか見ることのできない、まさに現地の生の姿。

子どもたちが無邪気に遊ぶすぐ横には地雷が埋まっているような
生と死が紙一重の場所で、悪条件の中、確固たる意志をもって治療にあたる医師たち、
現地の村人との交流、美しい自然、一筋縄ではいかないアフガン人たちの姿が
時にユーモアを交えながら語られます。

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その一つ一つが、リアリティーをもって胸に迫ってくるのですが、
特にクライマックス、ディディエ自身が
極限状況の中、死を覚悟するシーンには圧倒されます。


今は亡きディディエ・ルフェーヴルの遺志により、
本作は、原書と同サイズの大型本として刊行することになりました。

その分、ちょっと手に取りにくいお値段にはなってしまいましたが、
読めば必ず、人生の大切な一冊になる作品です。

なお、本書の売上の一部は「国境なき医師団日本」に寄付されます
国境なき医師団ホームページ:http://www.msf.or.jp/


エマニュエル・ギベールのもう一つの代表作『フォトグラフ』、
ぜひぜひご一読ください!!


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