『ユーロマンガ』Vol.8でも一部情報が解禁されましたが、
改めて、今年度のShoProの刊行ラインナップを発表します!
BDファンにはすでに名の知れた作家から、
日本初上陸となる実力派作家まで、今年もさまざまなBDの魅力をご紹介していきます。
気になる作品は、ぜひ今からチェックしてください!
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■2013年6月刊行予定
LA DOUCE 『ラ・ドゥース』 フランソワ・スクイテン [著] ※表紙は原書のものです。 |
『闇の国々』の作画担当フランソワ・スクイテンによる2012年に発売の単独作品。
AR(拡張現実)システムを作品に取り入れたことでも注目されている話題作です。
内容についての詳しい解説はコチラ。
■2013年7月刊行予定
Le Goût du chlore / Dans Mes Yeux 『塩素の味』(仮) バスティアン・ヴィヴェス [著] ※表紙は原書のものです。 |
昨年11月に来日し、「海外マンガフェスタ」にて大友克洋氏、エマニュエル・ルパージュ氏と対談したことでも話題を呼んだ、あのBD界の若手人気作家バスティアン・ヴィヴェスの日本初上陸作品!
2009年のアングレーム国際漫画祭にてEssentiel Révélation(優秀新人賞)を受賞し、ヴィヴェスが注目されるきっかけともなった『Le Goût du chlore』に加え、近年の意欲作『Dans mes yeux』を収録予定です。
■2013年夏刊行予定
Sharaz-De 『シェヘラザード』(仮) セルジオ・トッピ [著] ※表紙は原書のものです。 |
昨年惜しくも亡くなったイタリアを代表するBD作家の一人、セルジオ・トッピの日本初上陸作品。
『千夜一夜物語』、または『アラビアンナイト』として知られるアラビア語の説話集を下敷きにした作品で、トッピの洗練されたアートワークを堪能できる一冊です。
内容についての詳しい解説はコチラ。
■2013年秋刊行予定
Les Cités Obscures 『闇の国々Ⅳ』 ブノワ・ペータース[作] フランソワ・スクイテン[画] |
いよいよ『闇の国々』シリーズ最終巻となる第4巻!
近年の作品を中心に収録予定です。
収録作品についての詳しいご紹介は、後日発表します。
■2013年冬刊行予定
Le Photographe 『フォトグラフ』(仮) エマニュエル・ギベール [著] ※表紙は原書のものです。 |
密かな傑作として日本でも評価の高い『アランの戦争―アラン・イングラム・コープの回想録』(邦訳版・国書刊行会)で知られるエマニュエル・ギベールのもう一つの代表作『Photographe』。
1986年、国境なき医師団とともにパキスタン、アフガニスタンの国境付近を旅した写真家デディエ・ルフェーブルの実体験をもとに描かれた作品で、優れたルポルタージュコミックとしてフランス国内外で高い評価を受けている作品です。
■2014年冬刊行予定
Lone Sloane 『ローン・スローン』(仮) フィリップ・ドリュイエ [著] ※表紙は原書のものです。 |
70年代、伝説の雑誌『メタル・ユルラン』の創刊に携わり、メビウスらとともに活躍したBD界の巨匠フィリップ・ドリュイエ。アール・ヌーヴォー、インド建築、ゴシック様式などを取り入れた宇宙空間の建築描写から"スペース・アーキテクト"の異名を持つことでも知られ、サイケデリックで独特な色彩感覚には、あのメビウスも影響を受けたと言われています。そんなドリュイエの代表作『Lone Sloane』シリーズ全6巻を1冊にまとめて刊行予定です。
今年もShoProのBD出版にどうぞご期待ください!