3月11日、あの震災から1年が経ちました。
東北地方に壊滅的な被害をもたらした地震と津波、続いて発生した原子力発電所の事故......と震災の残した爪跡は深く、いまだ復興に向けての問題も山積しています。
みな、それぞれの思いでこの日を迎え、亡くなった人への追悼の念と、未来への新たな決意を胸に、この1年を振り返ったのではないでしょうか。
ちょうど1年前、フランスから来日していた一人のBD作家が、滞在先の東京で震災に遭遇し、一つのプロジェクトを立ち上げました。
「Tsunami」プロジェクトと名付けられたその活動で、日本の被災者支援を目的としたチャリティーオークションのため、世界中の漫画家、イラストレーターなどから約2,700点ものイラストが寄せられ、昨年9月、『Magnitude 9: Des images pour le Japon』という画集にまとめられて出版されました。
初版4,000部は、わずか3週間で売り切れ、オークションで得られた利益とともに、被災地に義援金として送られたそうです。
この度、震災から1年を経て、"この世界からの応援メッセージに対し、エールを返す"という思いを込め、MindCreatorsLLCより『Magnitude ZERO マグニチュード・ゼロ』という本が刊行されました。
MindCreators LLC編 定価:2,310円(税込) 出版・発行:マインドクリエーターズ合同会社 販売:朝日新聞出版社 ISBN:9784021009099 |
刊行を記念して、このプロジェクトの発起人である、BD作家のジャン=ダヴィッド・モルヴァン氏にインタビューをすることができましたので、ご覧ください。