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ShoPro Books 2013年BD刊行ラインナップ発表!!


『ユーロマンガ』Vol.8でも一部情報が解禁されましたが、
改めて、今年度のShoProの刊行ラインナップを発表します!

BDファンにはすでに名の知れた作家から、
日本初上陸となる実力派作家まで、今年もさまざまなBDの魅力をご紹介していきます。
気になる作品は、ぜひ今からチェックしてください!




* * *



■2013年6月刊行予定


0523_02.jpg LA DOUCE
『ラ・ドゥース』


フランソワ・スクイテン [著]


※表紙は原書のものです。

『闇の国々』の作画担当フランソワ・スクイテンによる2012年に発売の単独作品。
AR(拡張現実)システムを作品に取り入れたことでも注目されている話題作です。
内容についての詳しい解説はコチラ



■2013年7月刊行予定


Le gout du chlore_original.jpg Le Goût du chlore / Dans Mes Yeux
『塩素の味』(仮)


バスティアン・ヴィヴェス [著]


※表紙は原書のものです。

昨年11月に来日し、「海外マンガフェスタ」にて大友克洋氏、エマニュエル・ルパージュ氏と対談したことでも話題を呼んだ、あのBD界の若手人気作家バスティアン・ヴィヴェスの日本初上陸作品!
2009年のアングレーム国際漫画祭にてEssentiel Révélation(優秀新人賞)を受賞し、ヴィヴェスが注目されるきっかけともなった『Le Goût du chlore』に加え、近年の意欲作『Dans mes yeux』を収録予定です。



■2013年夏刊行予定


Sharaz-de_original.jpg Sharaz-De
『シェヘラザード』(仮)


セルジオ・トッピ [著]


※表紙は原書のものです。

昨年惜しくも亡くなったイタリアを代表するBD作家の一人、セルジオ・トッピの日本初上陸作品。
千夜一夜物語』、または『アラビアンナイト』として知られるアラビア語の説話集を下敷きにした作品で、トッピの洗練されたアートワークを堪能できる一冊です。
内容についての詳しい解説はコチラ



■2013年秋刊行予定


nowprinting.jpg Les Cités Obscures
『闇の国々Ⅳ』


ブノワ・ペータース[作]
フランソワ・スクイテン[画]

いよいよ『闇の国々』シリーズ最終巻となる第4巻!
近年の作品を中心に収録予定です。
収録作品についての詳しいご紹介は、後日発表します。



■2013年冬刊行予定


Photographe_original.jpg Le Photographe
『フォトグラフ』(仮)


エマニュエル・ギベール [著]


※表紙は原書のものです。

密かな傑作として日本でも評価の高い『アランの戦争―アラン・イングラム・コープの回想録』(邦訳版・国書刊行会)で知られるエマニュエル・ギベールのもう一つの代表作『Photographe』。
1986年、国境なき医師団とともにパキスタン、アフガニスタンの国境付近を旅した写真家デディエ・ルフェーブルの実体験をもとに描かれた作品で、優れたルポルタージュコミックとしてフランス国内外で高い評価を受けている作品です。



■2014年冬刊行予定


Lone sloane_original.jpg Lone Sloane
『ローン・スローン』(仮)

フィリップ・ドリュイエ [著]


※表紙は原書のものです。

70年代、伝説の雑誌『メタル・ユルラン』の創刊に携わり、メビウスらとともに活躍したBD界の巨匠フィリップ・ドリュイエ。アール・ヌーヴォー、インド建築、ゴシック様式などを取り入れた宇宙空間の建築描写から"スペース・アーキテクト"の異名を持つことでも知られ、サイケデリックで独特な色彩感覚には、あのメビウスも影響を受けたと言われています。そんなドリュイエの代表作『Lone Sloane』シリーズ全6巻を1冊にまとめて刊行予定です。



今年もShoProのBD出版にどうぞご期待ください!

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小野耕世氏講演イベント『アメリカンコミック最前線』&サイトリニューアル情報!


今回は2点、イベントとサイトリニューアルのお知らせです。

日本における海外コミック翻訳・研究の第一人者である小野耕世さんが、
4月20日(土)、千代田区立日比谷図書文化館にてアメリカンコミックの講演を行います!


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開催概要は下記の通り
↓ ↓ ↓ ↓ ↓


アメリカンコミック最前線
~アメリカンコミックから見る文化の違い~


今や、世界に誇る日本文化の代表にもなった、「漫画」。
世界中に広まった漫画は、それぞれの国で独自のスタイルを持って発展しています。
本講座ではアメリカンコミックに焦点を当て、今話題となっている作品のおもしろさや
日本とアメリカのコミック文化の違い、出版業界の裏側など、多視点からその魅力に迫ります。
「バットマン」や「スーパーマン」だけでは終わらない、アメリカンコミックの世界。
永年海外コミックの翻訳出版に携わり、日本における海外コミック研究第一人者の
小野耕世氏から、生の声を語って頂きます。

【日時】
2013年4月20日(土) 13:00~15:00
※受付開始は12:30から

【場所】
千代田区立日比谷図書文化館
4階 スタジオプラス(小ホール)

【定員】60名

【参加費用】1,000円

【申込期間】
2013年3月5日 10:00 ~2013年4月20日 12:30迄

【申込方法】
電話(03‐3502‐3340)、Eメール(college@hibiyal.jp)、来館(1階受付)いずれかにて、
①講座名(講演会)、②お名前(よみがな)、③電話番号をご連絡ください。

【問い合わせ先】
千代田区立日比谷図書文化館
03-3502-3340


事前申込制で、定員に達し次第〆切となりますので、
お申込みはどうぞお早めに!

また、日比谷図書館では、この講演の開催にあわせて
海外コミックの特設コーナーが設置されています!

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アメコミやBDなど、自由に閲覧できるようになっていますので、
興味はあるけれど、高価な本だから、まずちょっと中身を見てみたい・・・・という方は
ぜひこの機会に足をお運びください。


* * *


さらにお知らせです!

すでにTwitterやFacebookなどでは告知をしておりますが、
明日28日(木)、ShoPro Booksのホームページが完全リニューアルします!

これまで未対応だったスマートフォンでの閲覧がしやすくなったり、
Twitter、Facebookとも連動して、内容もますます充実させていく予定です。

そして、リニューアルの目玉として、新たに2つのブログが始動


一つは、Twitterでおなじみ(?)、
あの"アメコミ王"のアメコミ情報ブログです!


『アメコミ魂』
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アメコミ初心者のために役立つ情報を配信していくそうですので、
ぜひチェックしてください!


もう一つは、小野耕世さんの自伝エッセイの連載です!


『毎日なにかを思いだす ~小野耕世の次元ドリフト~
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小野耕世さんは、幼少の頃より海外コミックに親しんでこられ、
海外の作家さんとも長年にわたって積極的に交流をしてきたという、
まさに海外コミック界における生き字引的存在。

そんな小野先生が、過去・現在・未来と自在にドリフト(漂流)しながら
その半生を綴るエッセイブログです。


ちなみに、BDfileは・・・・特にリニューアルの予定はありません。
これまでと変わらず地道に続けてまいります(笑)。


公式サイトのリニューアルは、明日28日(木)の夕方頃を予定しています。
新しくなったShoPro Books公式サイトを、どうぞお楽しみに!!




NEWS

谷口ジロー原作 映画『遥かな町へ』DVDが本日発売!!


フランスで芸術文化勲章シュヴァリエを受章するなど、
日本のみならず、海外、特にヨーロッパで高い人気を誇る谷口ジロー氏。
BD作家へのインタビューでも、好きな日本の漫画家をたずねると
必ずといっていいほど名前が挙がる、まさに日本を代表する漫画のお一人です。

なかでも、国内外で数々の賞を受賞し、世界中で絶賛されている
谷口ジロー氏の傑作『遥かな町へ』が、
2010年、舞台をフランスの田舎町に置き換えて映画化されました。


130227_01.jpg   遥かな町へ

  [著者] 谷口ジロー
  [出版社] 小学館


■予告編(フランス語)



監督は『やわらかい手』などで知られる名匠サム・ガルバルスキ
美しいフランスの街並みの中で、『遥かな町へ』の世界観を見事に映像化した本作は、
ヨーロッパで高い評価を受けています。

そして、この映画『遥かな町へ』がついに日本でDVD発売されます!



130227_02.jpg   映画『遥かな町へ』
  (仏題:Quartier Lointain)

  原作:谷口ジロー『遙かな町へ』(小学館)
  監督:サム・ガルバルスキ(『やわらかい手』)
  主演:パスカル・グレゴリー、レオ・ルグラン
  2010年/ベルギー、フランス、ドイツ/
  Wild Bunch Distribution

  本編97分/16:9/仏語音声/日本語字幕

  2013年2月27日発売
  価格:2,625円(税込)


初回限定特典として、いまお買い上げの方には
谷口ジロー氏の原画ポストカード2枚がついてきます。

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まだ映画をご覧になっていない方、
もう一度観たい、何度でも観たいという方は、この機会にぜひどうぞ!

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▲谷口ジロー氏直筆サイン色紙


【あらすじ】
パリ在住の漫画家トマ・ヴェルニアは、48歳の中年男性。
ふとしたことから郷里である1960年代のフランスの田舎町にタイムスリップしてしまう。
そこは、父が失踪する数日前であった。父が失踪した理由とは、トマは父の失踪をとめられるのか。
14歳に戻った主人公が友人や初恋の人と再会、両親の苦悩、父親の失踪などを通じ、
現代人にとっての「郷里」「家族」とは何かを問いかける。

発売元:株式会社小学館集英社プロダクション
販売元:株式会社メディアファクトリー
協力:アンスティチュ・フランセ日本/アテネ・フランセ文化センター/小学館
© Wild Bunch

公式サイト:http://harukana.jp/index.html



そもそも、谷口ジロー氏とフランスの関わりは深く、
かつては、あのメビウスと共作した『異卡力(イカル)』、
ジャン=ダヴィッド・モルヴァンと組んだ『Mon anne(私の一年)』など
単にフランスで翻訳版が出版されているだけでなく、
積極的に海外の作家さんともコラボしていらっしゃいます。

130227_06.jpg   異卡力(イカル)

  [著者] メビウス(作)/谷口ジロー(画)
      長谷川たかこ(翻訳)/ジャン・アネスティ(脚本協力)
  [出版社] 美術出版社

  ※1997年、講談社の『週刊モーニング』にて連載。
   第一部のみで、物語自体は未完。
  ※現在は絶版中。
130227_07.jpg   Mon année(私の一年)

  [著者] Jean-David Morvan/Jirô Taniguchi
  [出版社] Dargaud

  ※ダウン症の少女とその家族の苦悩、再生を描いた作品。
   フランスの出版社からの依頼で、
   ジャン=ダヴィッド・モルヴァンの原作をもとに制作した作品。
  ※日本未発売。

日本で刊行されている作品は、フランスでもほとんど翻訳出版されており、
孤独のグルメ』のような日本のローカルグルメを扱った作品さえも
フランスでは人気で、広く読まれているとか。


ちなみに、昨年末には、『闇の国々』の原作者ブノワ・ペータース氏と
谷口ジロー氏との対談集がフランスで発売されたばかりです。

130227_08.jpg   Jirô Taniguchi L'Homme qui dessine
  (谷口ジロー 描くひと)

  [著者] Benoît Peeters, Jirô Taniguchi
  [出版社] Casterman

国境を超えて、ヨーロッパでも広く愛されている谷口ジローの名作『遙かな町へ』が、
フランスを舞台にどのように描かれているのか?

ぜひ、DVDでご確認ください!

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『闇の国々』ペータース&スクイテン 受賞記念講演決定!!


2月13日(水)から六本木の国立新美術館で行われる
第16回文化庁メディア芸術祭に関して、イベントのお知らせです。

今回、マンガ部門大賞を受賞した『闇の国々』の著者
ブノワ・ペータース氏、フランソワ・スクイテン氏が
授賞式出席のため緊急来日するというのは既報の通りですが、
この度、芸術祭主催イベントとして、受賞記念講演の実施が決定致しました!!

参加は事前申込制で、定員に達し次第〆切となります。
皆様どうぞふるってご参加ください!


* * *



「9番目の芸術と呼ばれるマンガ、バンド・デシネ」


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© Isabelle Franciosa - Casterman - 2012

【日時】
2月13日(水) 18:30~19:30 ※15分前開場

【会場】
東京ミッドタウン
[ミッドタウン・タワー5階 インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
(東京ミッドタウン・デザインハブ内)]
http://j-mediaarts.jp/venues?locale=ja
※受付は5階入口です

【出演】
ブノワ・ペータース/フランソワ・スクイテン(マンガ部門大賞『闇の国々』)

【モデレーター】
斎藤 宣彦(マンガ部門審査委員/編集者、マンガ研究者)

【参加方法】
事前申込制(下記のサイトより申し込みできます)
http://www.cgarts.or.jp/festival/jmaf/event/23/index.html

※受付〆切:2/11(月)17時まで
※受付は先着順。定員に達し次第受付終了となります。(定員100名)



* * *


また、受賞作品の展覧会も下記の日程で行われます。
本邦初公開となる『闇の国々』の貴重な原画20点ほどが展示される予定ですので、
こちらもどうぞお見逃しなく!


↓↓↓開催概要はこちら↓↓↓



<第16回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展>

会    期= 2013年2月13日(水)~2月24日(日)
入場無料
メイン会場= 国立新美術館1階 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2)
休 館 日= 2月19日(火)
開 館時 間= 10:00~18:00(金曜は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで

サテライト会場= シネマート六本木 他
※サテライト会場では、作品上映やマンガライブラリー、シンポジウム等を
実施する予定です。

問合せ先 文化庁メディア芸術祭事務局
[一般受付] Tel : 03-5459-4877(受付時間:9時~20時)

● 受賞作品や受賞作品展の情報を発信!
文化庁メディア芸術祭公式ウェブサイト http://j-mediaarts.jp
Facebook http://www.facebook.com/JapanMediaArtsFestival
Twitter @JMediaArtsFes


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大人気! パリ発、話題のガーリーブログの日本版がついに開設!!


2007年に始めた個人ブログ
Ma Vie est tout à fait fascinante/あたしの人生、なんて魅力的なのかしら(仮)
がフランスで驚異的なアクセスを記録し、
いま、若い女性を中心に絶大な支持を受けている女性がいます。

彼女の名はペネロープ・バジュー
ファッションブランド、出版社、マスコミからもひっぱりだこの、
いまフランスで最もホット!と言っても過言ではない超人気BD作家です。

2008年に個人ブログが書籍化され、ベストセラーとなったのちは、
女性のリアルな本音を描いた作品を次々と発表。
そのいずれもが話題となり、2008~2009年にかけて女性誌「Fémina」に連載された
長編漫画『Joséphine/ジョゼフィーヌ』は2013年6月公開予定で映画化も決定しています。

このBDfileでも、何度かお名前だけはご紹介したことがありましたが、
なんとこの度、彼女の日本版ブログがついに開設となりました!





PB_bienvenue_jp.jpg

『ペネロープ・バジューのパリジェンヌな日々』
http://www.frenchisgood.com/


恋に、オシャレに、美容に、女の子はなにかとたいへん!
そんなパリジェンヌの日常をユーモラスに描いたこのブログは
トレンドに敏感な日本の女の子たちにも、共感できるエピソードが満載です。


institut_jp.jpg
※「エステ」より  ©Penelope Bagieu / MC Consulting All Rights Reserved.




パリジェンヌのリアルライフを綴った
ペネロープ・バジューの「なんて魅力的」なライフスタイル、ぜひ一度のぞいてみてください☆

日本版ブログは週2回(月・金)更新です!





■プロフィール

PB_photo_001bis.jpg   ペネロープ・バジュー
  Pénélope Bagieu


1982年パリ生まれのイラストレーター、女性BD作家。

パリ国立高等装飾美術学校、ロンドンの芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校を修了後、
自身の日常をユーモラスなイラストで綴ったブログが驚異的なアクセスを記録(6万アクセス/日、340万PV/月)。2008年に同ブログが『Ma Vie est tout à fait fascinante/あたしの人生、なんて魅力的なのかしら(仮)』として単行本化され、一躍人気BD作家の仲間入りをはたす。


Ma Vie est tout à fait fascinante
 あたしの人生、なんて魅力的なのかしら(仮)
130206_01.jpg

その他の著作として『Cadavre exquis/優雅なゴースト(仮)』(Gallimard、2010年)、ブレ(Boulet)との共作『La Page blanche/何も書かれていないページ(仮)』(Delcourt、2012)などがあり、2008~2009 年にかけて女性誌「Fémina」に連載された長編漫画『Joséphine/ジョゼフィーヌ』は映画化が決定した(2013年6月公開予定)。

Cadavre exquis
 優雅なゴースト(仮)
La Page blanche
 何も書かれていないページ(仮)
Joséphine
 ジョゼフィーヌ
130206_02.jpg130206_03.jpg130206_04.jpg


イラストレーターとしても数々の広告プロジェクトに参加し、女性肌着コレクションのデザインを担当するなど多岐にわたる活躍をしている。

フランス語版公式サイト: http://www.penelope-jolicoeur.com/



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