COLUMN

【BD最新事情】エルジェ没後30年を経て『タンタン』に新たな光


ベルギーのBD作家エルジェによるBDの世界的名作『タンタンの冒険』。

昨年、ハリウッドで映画化され、日本でも邦訳の新装版が発売されたり、
雑誌の特集で取り上げられるなどして、多いに盛り上がったのは記憶に新しいですが、
その『タンタン』をめぐり、昨年BD界で、ある議論が話題になりました。

エルジェ以外の作家が『タンタン』の続編を描いてもよいか、否か、という議論です。

この話題について、ミロ・マナラ『ガリバリアーナ』などの翻訳や日仏コーディネーター、
通訳として活躍されており、BD最新情報に詳しい鵜野孝紀さんに解説していただきました!

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NEWS

『アンカル』『メタ・バロンの一族』のアレハンドロ・ホドロフスキー来日決定!!


『エル・トポ』『ホーリー・マウンテン』などの作品で知られるカルト映画監督にして、
『アンカル』『メタ・バロンの一族』などの原作者、アレハンドロ・ホドロフスキー
話題の映画2作品が、今年の6月、7月にかけて日本で連続公開されることになりました!


140326_01.jpg ホドロフスキーのDUNE

2014.6.14 [SAT]
新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほか、全国順次公開


監督:フランク・パヴィッチ
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ミシェル・セイドゥ、H.R.ギーガー他
配給:アップリンク/パルコ
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/dune/




6月14日公開予定の『ホドロフスキーのDUNE』は
あの、幻に終わったホドロフスキー監督映画『DUNE』をめぐるドキュメンタリー映画
1974年にホドロフスキー監督企画として製作がスタートし、
メビウス、ダン・オバノン、H・R・ギーガー、サルバドール・ダリ、ミック・ジャガーといった
驚異的な豪華メンバーを揃えながら企画が頓挫してしまった
映画史上最も有名な"実現しなかった映画"として知られています。

BDファンの方にとっては、あの名作『アンカル』でタッグを組んだ
メビウスとホドロフスキーがこの映画の企画で初めて出会ったという重要な意味もあります。

映画では、ホドロフスキー本人も出演して製作当時の状況を詳細に語り、
膨大な資料、絵コンテを紐解きながら、幻に終わった映画『DUNE』の全貌を解き明かしていきます。


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NEWS

BD史上最大のカルトアーティスト、ドリュイエの代表作『ローン・スローン』が好評予約受付中!


フィリップ・ドリュイエ
というBD作家をご存知でしょうか?

世紀末美術、インド建築、ゴシック様式などを取り入れた宇宙空間における独特の建築描写から
欧米圏では"スペース・アーキテクト"の異名で呼ばれ、カルト的な人気を誇るBD作家です。

伝説の雑誌『メタル・ユルラン』をメビウスらと共に立ち上げた
ことでも知られていますが、
実は日本でも、70~80年代に『別冊プレイボーイ』のコミック特集や
SF雑誌『スターログ』などで紹介されており、
コアなマンガファン・SFファンの中には、その名をご存知の方もいるかもしれません。

フランス本国では、2013年にフィリップ・ドリュイエの自伝が出版され、
多くのメディアに取り上げられて話題となりました。


そんなBD史上最大のカルトアーティストと言っても過言ではない
フィリップ・ドリュイエの代表作『ローン・スローン』の日本語版が
来月4月23日(水)に発売となります!

すでに予約が開始している本書の表紙がこちら!!


ローン・スローン.jpg ローン・スローン

フィリップ・ドリュイエ[著]
ジャック・ロブ[作・原案]
バンジャマン・ルグラン[作]
原正人[訳]

B5判変型・上製・336頁・本文4C

定価:4,000円+税
ISBN 978-4-7968-7185-3
小学館集英社プロダクション

2014年4月23日頃発売予定
好評予約受付中!!


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COLUMN

【3/15来日講演!】コゼのマンガの魅力──想像の旅、想像の自伝


先日、BDfileでもお伝えしましたが、
今週末から「フランコフォニーのお祭り」の一環として
スイスの人気BD作家コゼが来日し、全国各地で講演・ワークショップなどを行ないます。

しかし、日本ではまだコゼの翻訳本などは刊行されておらず、
彼がどういう作品を描く作家さんなのか、知る機会がなかなかありません。

そこで、今回は来日に先駆け、
15日(土)にアンスティチュ・フランセ横浜で行なわれるコゼの講演会で、
司会を担当される、翻訳家で首都大学東京准教授の古永真一さんに
コゼ作品の魅力について、ご紹介いただきました!


★コゼ来日講演・ワークショップについての情報まとめは⇒コチラ

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NEWS

4/5(土)公開映画『アデル、ブルーは熱い色』原作コミックが日本語版で発売!


以前、BDfileでもお伝えしましたが、
昨年発表された第66回カンヌ国際映画祭で
最高賞であるパルムドールを受賞した映画『アデル、ブルーは熱い色』が
2014年4月5日(土)、いよいよ日本でも公開となります。

それに先駆けて、原作コミックである
ジュリー・マロ著『ブルーは熱い色』が
3月7日(土)、DU BOOKSさまより発売されることになりました!


140305_01.jpg ブルーは熱い色

[著]ジュリー・マロ
[訳]関澄かおる
[出版社]DU BOOKS

B5判変型、160ページ、並製、本文4C
ISBN 978-4-907583-05-7
■定価:2,200円+税

2014年3月7日発売


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